The Real McCoy’s（ザリアルマッコイズ）とは？

ミリタリーやアメカジ好きの方であれば、The Real McCoy’s（ザリアルマッコイズ）というブランド名を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
古き良き時代のアメリカファッションを当時のままとも感じさせる素材や縫製などディティールに至るまで様々な点で完成度の高い再現力で大きのアイテムを復刻してきたブランドです。
中でもTYPE　A-2フライトジャケットが有名で日本国内はもとより、世界中に多くのファンを持つファッションブランドとなっています。
もっとも、名前は知っていてもどういったブランドかについてはよく分からないという人も多いかもしれません。
そこで以下では、ザリアルマッコイズについて知っておきたい基本的な情報を紹介していくことにします。

The Real McCoy’sについて知っておきたい基礎知識

The Real McCoy’s（ザリアルマッコイズ）は、岡本博によって、1988年に日本で主にミリタリーやアメリカンカジュアル、モーターサイクルウェアを取り扱うファッションブランドとして設立されました。
会社名はリアルマッコイズジャパン。
このザリアルマッコイズというのは、英語で「正真正銘の本物」という意味となっており、本物を追求する男性たちから深く愛されているブランドとなっています。
このザリアルマッコイズは、フライトジャケットを作ったことから始まります。
フライトジャケットで人気を博してからは、ジーンズやミリタリー系、ワーク系などアメリカンカジュアルファッションにこだわりブランドを展開していきます。
ザリアルマッコイズはラインによってブランド名をそれぞれ分けて展開を進めています。
ミリタリーラインは「ザリアルマッコイズ」、ワークラインは「ジョーマッコイ」、ライダースライン「ブコ」の3ブランドです。
20年代に突如倒産してしまったブランドですが、現在も ヴィンテージアイテムに定評があり、ミリタリー&バイカー&ワークスタイルの名門ブランドとして人気なブランドの一つと言えるでしょう。

The Real McCoy’sの歴史とは？

ザリアルマッコイズは、前述の通り、1988年に日本で岡本博によって設立されました。
1987年にイラストレーターの岡本博が雑誌「POPEYE」で限定フライトジャケットを製作・販売したことからブランドがスタート。
限定300着のA-2フライトジャケットを製作し販売したところ、予約時点で即完売という大反響を受けたことは有名は話です。
この1988年に「ザリアルマッコイズジャパン」を設立しフライトジャケットやジーンズの復刻ブランドなどで知名度を上げていくこととなりました。
1993年にマッコイ・ワーク・クロージングというブランド名で大戦モデルをリリース。
続く1996年にリー(Lee )との共同企画でLee101を販売したことで、1997年に「ジョーマッコイ」というブランドを誕生させます。
このブランドはジーンズをメインで展開しており、リアルマッコイズのワークラインを支えるブランドとなっています。
人気の理由の一つにすさまじい色具合を見せる縦落ちが特徴となっています。
また、ジョー･マッコイは、実在した人物「ジョセフ・ゲイティング・マッコイ」を基にした架空の時代設定により、ブランド誕生からモデル変換の経緯まで独自のブランドヒストリーを作り上げたこともブランドの大きな魅力の一つとなっています。
2001年企業の諸事情によりマッコイブランドは倒産してしまいますが、兵庫県神戸市にある特約店「NYLON」（ナイロン）が後を引き継ぎ、「ザリアルマッコイズ・インターナショナル」として現在は運営されています。

The Real McCoy’sのデザイナーとは？

リアルマッコイズには、創業当初に、現在「フェローズ」の代表である「志村昌洋」が務めていました。
「志村昌洋」は1960年神奈川県生まれのデザイナーで、デザイン事務所等を経て、1988年にイラストレーターの岡本博らと共に「ザ・リアルマッコイズ」を設立。
3年後の1991年に自身のブランド「Pherrow’s」（フェローズ）を立ち上げました。
フライトジャケットの製作が有名ですが、デニムでも高い人気を誇っており、「001XX」（ダブルエックス）を筆頭に傑作と言われるジーンズが存在しています。

The Real McCoy’sのラインとは？

ザリアルマッコイズには、ラインによってブランド名をそれぞれ分けて展開を進めています。
ミリタリーラインは「ザリアルマッコイズ」、ワークラインは「ジョーマッコイ」
こちらの人気モデルについてご紹介していきます。

「ザリアルマッコイズ」
ザリアルマッコイズを代表するレザージャケット「リアルマッコイネーム　A-2」
リアルマッコイズのネームを冠する定番のA-2フライトジャケット。
パターンを見直して、数mm単位でサイズ感の修正を行っていますが、根本的には、A-2らしさを残しつつも、現代的なファッションにも良く馴染むスタイリッシュな形は健在です。
ホースハイド（馬革）が採用されており、しなやかで着れば着るほど革の表情も変化していき、自分の体に馴染んでいくことで唯一無二のアイテムに育てることが出来ることも魅力の一つです。

「ジョーマッコイ」
ジョーマッコイの象徴といえるアイテムLot.001XXジーンズ。
ヴィンテージデニムの完全なる再現を目指して完成した、リアルマッコイズのジーンズコレクションの決定版と呼べる一本です。
やや太目のストレートシルエットは、ジーンズ黄金期のディティールを再現、現代にをおいても定番といえるシルエットです。
端番手と呼ばれる、太さが不均一な糸を使用し、経糸をゆるいテンションで織ったことによってヴィンテージデニムの不均一な生地を再現。
色落ちもヴィンテージ感を再現できるように生地を約14オンスと昨今のデニムとしては決してヘビーオンスではないものを採用することで、デフォルメなく、ヴィンテージの完全な再現が計算されたアイテムとなっています。
唯一、例外として、オリジナルでは鹿革が多用されていたラベルパッチに関しては馬革を使用するブラッシュアップがなされています。

The Real McCoy’sの中古市場での評価とは？

ザリアルマッコイズのレザージャケットやジーンズは、ブランドの特性上アメリカンカジュアルとしてのヴィンテージの再現モデルがおおく、中古であっても購入したいという人が数多くいます。
また、高額なものが多い為中古での需要が非常に高いブランドと言えます
そのため、中古市場においても高く評価されており、それほど大きく値崩れすることはありません。
特に定番モデルのA-2のレザージャケットなどは経年変化を楽しむアイテムなので使用感＝減額とは言い難く、もちろんデッドストックの方が高値で取引されることは間違いありませんが、唯一無二の経年変化として評価してくれるショップに持ち込むことおすすめします。
なお、少しでも高く評価してもらうためには、正規品であることを示すタグを残しておくようにするのがポイントです。
邪魔だからといってタグを取ってしまうと、評価が大きく下がってしまう恐れがありますので、もし将来的に手放す可能性があるのであれば、タグは取らずに残しておくようにしましょう。
また、汚れていると評価が低くなるので、査定に出す前にご自身で軽くでも良いのでセルフクリーニングをしておくというのも重要です。

The Real McCoy’sの偽物に注意しよう

ザリアルマッコイズは中古市場で高く評価されるブランドだけに、偽物も多く出回っています。
そのため、相場よりもはるかに安い値札がついているような場合には、本物かどうか疑ってかかった方がよいでしょう。
精巧に作られている偽物を見抜くのは容易ではありませんが、本物のデザインを知っていれば良く見ると真贋が分かるかもしれません。
ただ、ザリアルマッコイズのブランドの特徴としてヴィンテージの復刻モデルが数多く存在します。
その為、モデルによってはブラッシュアップされているものも多く、レザーの種類が馬革から牛革に変更になっているものも存在します。
また、ザリアルマッコイズは現行アイテムと旧ザリアルマッコイズアイテムとが存在します。
一つの判断材料としては、実名復刻フライトジャケットのようにマッコイタグがあるアイテムなら、「ＴＨＥ ＲＥＡＬ ＭＣｃＯＹ’Ｓ」表記が旧マッコイズ製、「ＴＨＥ ＲＥＡＬ ＭＣｃＯＹ’Ｓ＆ＣＯ.」が現行マッコイズ製というように、見分けることが出来ます。
ここまで見分けるには豊富な知識が必要になる為、本物かどうか疑わしいと思ったら、公式ホームページに掲載されている本物の写真と見比べてみるのがおすすめです。
また、ロゴマークや、品質表示タグをじっくり見てみるというのも偽物を見抜くためには有効です。
アルファベットの大きさがばらばらだったり、縦横のバランスがおかしいものは明らかに偽物ですので、ぱっと見て違和感を感じたら安易に手を出さないようにした方がよいでしょう。
分かりやすいものでいえば、誤字脱字などは明らかに偽物と判断することができます。
それ以外に、確かな目をもった鑑定士が所属しているショップであれば、偽物は置いていないはずですので、信頼できないショップでは中古品を購入しないという手もあります。

The Real McCoy’sを高価買取できる理由

当店は開店当初からザリアルマッコイズの買取に力を入れています。
ではなぜ、ザリアルマッコイズを高く買い取れるのか解説していきます。
前述の「ザリアルマッコイズの中古市場での評価とは？」でも書きましたが、ザリアルマッコイズは中古でも「高値」で「安定」して売れています。
高値で売れるので高く買取できるのは当然ですが、重要なのは安定して売れるという点です。
「そんなに高く売れるのか！」と、少しでも気になったあなたは「査定」だけでも構いませんので、ぜひ一度LINE査定をご利用下さい。