PORTER（ポーター）とは？

ビジネスバッグといえば1,２を争う知名度を誇るPORTER（ポーター）ビジネスシーンだけでは無く、カジュアルでも大活躍。１度は使ったことがある方の方が多いのではないでしょうか。
もっとも、名前は知っていてもどういったブランドかについてはよく分からないという人も多いかもしれません。
そこで以下では、ポーターについて知っておきたい基本的な情報を紹介していくことにします。

PORTERについて知っておきたい基礎知識

PORTER(ポーター)は1935年に吉田鞄製作所を吉田吉藏が創業したことから始まりました。
1962年に日本のカバンメーカー「吉田カバン」から発表された自社ブランドで、「PORTER」ポーターを発表し、同社のメインブランドとなっています。
1983年に発表された「タンカーシリーズ」は米軍のフライトジャケットがモチーフとされており、ミリタリーを意識したバッグが次々と展開されました。発表当初の人気は低めではありましたが、今ではブランドを代表するシリーズとなっています。
90年代後半に入ると多くのアパレルブランドとのコラボを展開するようになり、ファンの幅もカジュアルやビジネス、性別や年代を問わず今尚広がり続けているほどの人気ブランドとなっています。
昔から揺るがない人気を誇っている理由として、国内生産へのこだわり、高い品質、信頼性、日本の繊細さが詰まった職人魂が創業当時から現在も受け継がれていることがユーザーの信頼を得られている大きな要因です。
吉田カバンの技術力と、現代的なデザイン、機能性が生み出すバッグは登場以来変わらない人気を誇っており、日本だけでなく、海外のセレクトショップなどでも販売されています。
ちなみにブランド名の由来はホテルなどでお客様から鞄を預かる職業「PORTER」から由来しています。

PORTERの歴史とは？

創業80年以上の歴史を誇る日本が誇る老舗カバンメーカーで、　「株式会社吉田(通称：吉田カバン)」の創業者である吉田吉藏は、1906年に神奈川県寒川町の農家の家に生まれまた吉藏は、1918年12歳になった年に上京し、上野の老舗カバン工房のカバン職人として修業を始めました。
17歳の時に関東大震災に遭い、その際にひもの両端に家財を結びつけ、多くの荷物を運び出せた経験により、「カバンとは第一に荷物を運ぶ道具でなければならない」という生涯大切にした物づくりの考え方を学んだそうです。
1935年29歳になると、自分の力を試そうと独立し、東京の神田須田町に吉田鞄製作所を設立します。
これが現在に至る「吉田カバン」の始まりになります。
1951年には、事業拡大のため「株式会社吉田」に改組し、現在の本社がある東神田に移転します。
そして、1953年ファスナーでカバンのマチ幅が変えられる、機能性とデザインを併せ持った画期的なバッグ「エレガントバッグ」を発表し、大ヒットとなりました。
開発には後のYKK株式会社の創業者・吉田忠雄の協力があったそうです。
また、このエレガントバッグは、上皇后陛下がご結婚前に愛用されたことでも注目され、「吉田カバン」の名は日本中に知られるようになりました。
その後、天皇陛下のトランクを手掛けるなどその実力が評判となり、さらに知名度が上ると海外からも多くライセンス契約の話が持ち上がるようになります。
しかし、吉蔵は徹底して受け付けませんでした。
その代わりに「作り手のことが伝わるようなもの作りをしたい｣と自社ブランドを立ち上げます。
そのブランド名こそが「ポーター(PORTER)」なのです。
吉田カバンには「一針入魂」という言葉が存在します。日本の職人による国内生産にこだわり、高い品質や信頼の証として「一針一針を丁寧に縫い合わせていくように、カバン作りの全ての工程に手を抜かずに全力で作り上げる」といった、モノづくりの精神を意味する言葉として今では会社の社是になっています。

PORTERのデザイナーとは？

様々なラインのバッグを世に生み出し、PORTER（ポーター）のチーフディレクターも務め、現在は「PORTER Classic」の代表を務めています。
その人物とは、吉田克幸という方です。
1947年東京都生まれで、吉田吉藏の5人目の末っ子として生を受けました。
「TANKER（タンカー）」シリーズの生みの親であり、1981年に世界的に著名なデザイナーを集めた集団「ニューヨーク・デザイナーズ・コレクティブ」のメンバーとして日本で初めて選出されました。
このことによって吉田カバンの商品はニューヨークの有名デパートやアメリカ国内のセレクトショップでも販売されることとなります。
また、ニューヨークで販売されていた商品が日本人の関係者の目に留まり、日本の吉田カバンブランドの確立にも繋がりました。
2007年に株式会社吉田より吉田克幸が独立し、息子である吉田玲雄と株式会社ポータークラシックを設立し、「PORTER Classic」の代表を務めています。
「メイド・イン・ジャパン」にこだわり 「世界基準のスタンダード」をコンセプトに、孫の代まで愛される商品の追求に尽力してきました。

PORTERのラインとは？

一言でPORTER（ポーター）と言っても、数多くのラインナップが存在します。ここではその中でも特に人気の高いモデルや代表的なものをご紹介します。
◆TANKER（タンカー）普遍の人気を誇るポーターの代名詞。
カジュアルでもビジネスでもどちらでも使えるので1983年に発売されて以来、幅広い世代に人気のシリーズとなっています。
モチーフとなっているのは、アメリカ空軍のフライトジャケットである「MA-1」をオリジナルの素材で仕上げています。特徴はオレンジ色の内装です。
◆SMOKY（スモーキー）オリジナルの生地を使った機能と見た目の両立を果たしたシリーズ。
美しい光沢のジンバブエコットンと、機能性に優れたコーデュラダック生地を使用しています。既存の織物にはない独特の風合いも人気のポイントです。
◆HEAT（ヒート）丈夫さ＋高機能でタフなシリーズ。本体には耐熱、耐摩擦、引き裂き強度に優れたバリスターナイロンとターボリンを使用しています。
こちらの素材は防弾チョッキにも使用されているほどで丈夫さにもこだわりを感じます。
また「PORTER」の刻印入りのマグライトが付属するのも特徴的です。
また、PORTERでは有名デザイナーとのコラボも多数行っています。
◆HEAD PORTER（ヘッドポーター）はfragment design（フラグメント）でも有名な藤原ヒロシとのコラボブランドとなっており、1998年にブランドがスタート。
TANKERの別注となるBLACK BEAUTYなど様々なシリーズをラインナップしており、アパレルラインにまで進出していました。
現在は2019年春夏シーズンをもってブランドは終了しており、中古でも希少価値が高いとされています。
◆PORTER（ポーター）×村上隆
吉田カバン創業85周年を記念して、村上隆とのコラボレーションアイテムも製作されています。
PORTERの人気ラインTANKERシリーズと村上隆の代表的な「お花」を融合させたアイテムで村上隆の世界観を感じられる仕上がりです。
さらに、デザイナーだけでは無く有名ブランドとも積極的にコラボを行っています。
◆PORTER（ポーター）×MARNI（マルニ）
ポーター×マルニは現在14段目のコラボアイテムが登場しており、中でも男性に人気の高い「ヘルメットバッグ」や「２WAYトートバッグ」が代表的です。
◆PORTER（ポーター）×Yohji Yamamoto（ヨージヤマモト）
世界的にファッションデザイナー山本耀司によるブランド「Yohji Yamamoto」とのコラボも第2弾が発売されています。
数量限定生産のためシリアルナンバーが付くなどのプレミア感満載のアイテムとなっています。

PORTERの中古市場での評価とは？

PORTER（ポーター）の中古市場での評価も非常に高く、丈夫で機能性の高いアイテムが多いので中古でも人気が高いブランドとなっています。
人気の理由は機能性だけではなく、ビジネス、カジュアルどのシーンでも使うことが出来る豊富な商品ラインナップも上げられます。
TANKER（タンカー）やSMOKY（スモーキー）だけではなくPORTER GIRL MOUSSE（ポーターガールムース）などの女性人気の高いアイテムやPORTER CURRENT（ポーターカレント）など年齢を問わずに使えるエレガントな革小物ラインなどバッグだけではなく財布などの小物まで年齢性別問わず、幅広い層の方が使うことのできるブランドなので、中古でも人気が高い要因です。

PORTERの偽物に注意しよう

PORTER（ポーター）は新品、中古問わず人気の高いブランドの為、残念ながら偽物も存在しています。
わかりやすいポイントとしてはPORTERのロゴマークです。刺繍の太さや、縫製の仕上がりをチェックすることで見分けることが出来ます。
MADE IN JAPANのこだわっているブランドなので、字体が違っていたり、縫い目が大きくズレたりすることはあり得ません。
また、現在はネット販売やフリマアプリでの販売が増えてきています。
その中でも明らかに相場とはかけ離れて安い商品は要注意です。
写真だけでは判断できない肌触りやにおい、ものによっては悪臭がすものなども実際に手に取ってみないと分からない事もあります。
株式会社吉田が公表しているポーター正規取扱店リストから購入すると100%正規品のため不安な方はそちらで購入されることをおすすめします。

PORTERを高価買取できる理由

当店は開店当初からポーターの買取に力を入れています。
ではなぜ、ポーターが高く買い取れるのか解説していきます。
前述の「ポーターの中古市場での評価とは？」でも書きましたが、ポーターは中古でも「高値」で「安定」して売れています。
高値で売れるので高く買取できるのは当然ですが、重要なのは安定して売れるという点です。
「そんなに高く売れるのか！」と、少しでも気になったあなたは「査定」だけでも構いませんので、ぜひ一度LINE査定をご利用下さい。