Paul SmithBrand
“RECLOTHE”のPaul Smith買取
Paul Smith(ポールスミス)とは?
カジュアルでもフォーマルでも活躍するイギリスのファッションブランドPaul Smith(ポールスミス)。
一度はお聞きしたことがあるブランドではないでしょうか。
もっとも、名前を知っていてもどういったブランドなのかよく分からない人が多いかもしれません。
そこで以下では、ポールスミスについて知っておきたい基本的な情報を紹介していくことにします。
Paul Smithについて知っておきた基礎知識
ポールスミスは、イギリス人デザイナーのポールスミス氏によるデザイナーズブランドで、メンズを中心に絶大な人気を誇っているブランドです。
イギリスのブランドながら、どこかイタリアブランドに見えるのは、インスピレーションの源泉をヴェネチアより得ているからと言われています。
同ブランドのコンセプトに関わるキーワードは非常に多く、モダン、ボヘミアン、ジェントルマン、ロック、パンク、モッズ、ゴス、ニックケーブ、ザバッドシーズ、ウォーレンエリス等々、さまざまなスタイルや音楽、アートを取り入れています。
ディテールにこだわったエレガントなスタイリングも魅力の一つであります。
日本では、伊藤忠商事が事業パートナーとなり独自戦略をとっています。
イギリスではミドル向けのラグジュアリーブランドのイメージが強いですが、日本ではヤング層に人気が高く、価格帯や品質もリーズナブルです。
また、日本に出回るアイテムは日本人の体型にあったものが中心となっています。
Paul Smithの歴史とは?
ポールスミスは、ポールスミス氏が創設したブランドで、メンズ用品を中心とした、老舗のブランドです。
その歴史は、1970年とブランドの中では比較的歴史の浅いブランドとなっています。
最初は、ポールスミスは会社でブランドの商品を持っているのではなく、セレクトショップとして販売を始めました。
取り扱っていたブランドは、マーガレットハウエル、ケンゾーと言った有数の世界ブランドです。
そういった商品を取り扱っていたポールスミス氏ですが、セレクトショップが大盛況となり次第にオリジナルの作品をつくるようになります。
それがオリジナルTシャツです。ポールスミスのロゴが入ったTシャツで現在でも定番アイテムとして定着していますね。
こちらは着心地を重視したシンプルな商品で、着心地の良さとシンプルで無駄の無いデザインはたちまち好評になります。
それと同時にネクタイや、スーツといった紳士服全般も取り扱うようになります。
デザインの特徴は、イギリス人が誇りを持っているテイラートを生かしつつも、機能性や毎日着る事を考えた実用性を重視した商品です。
着心地は男性の心を掴み、そして実用性は、その洋服を買う女性の主婦層や恋人の心を掴みました。
色使いは、カラフルで派手目の商品が多いものの、攻撃的という訳ではなく、全体的に着ている男性を優しく魅せるといった特徴があります。
ポールスミス氏は、ひねりのあるクラシックという言葉がぴったりな商品となっており、その系統は、ポールスミスの代表作であるファイロファックス、ボクサーショーツや8ボタンのポロシャツにも大きな影響を与えています。
ポールスミス氏はその後、1976年にパリコレに進出し、大成功を収めました。
日本進出は1984年で、直営店をオープンしたのち、日本中の百貨店の定番ブランドになりました。
着心地や実用性を重視した商品は瞬く間に、日本人男性の心を掴み、デザインのかっこよさと日本人のニーズが一致した結果、人気のブランドへとなっていきました。
その後、世界中に進出していったポールスミスは、メンズの成功を元にレディースの商品を販売する様になります。
ポールスミスのデザインを継承しつつも女性が着て映えるデザインとなっています。
現在、アクセサリー、香水、靴といった男性女性のトータルコーディネートをサポートする商品、子ども用品の販売をするようになりました。
イギリス産業を支えた証として、ポールスミス氏は、エリザベス女王よりクイーンアワードを受賞し、2000年にはサーの称号も頂いており、イギリスの正統的ブランドとしての地位を確立しております。
Paul Smithのデザイナーとは?
こちらでは、デザイナーであるポールスミス氏を紹介していきます。
少年時代は自転車競技のレーサーを目指していましたが、不慮の事故により挫折。
17歳の時にアートスクールの学生と親しくなり、芸術の世界に魅せられたことが現在の仕事のきっかけとなります。
1970年ノッティンガムに最初の店を開きます。当初はマーガレットハウエル、ケンゾーなどの商品を取り扱っていましたが、徐々に自らの名を冠した商品も取り扱い始めます。
1976年初めてのショーをパリで開催。以降、毎シーズンパリでメンズウェアの新作コレクションを発表をします。
1980年ニューヨークデザイナーズコレクティブにパリのマルセルラサンスなどと共に招聘されます。
1984年日本に進出。南青山の骨董通りに路面店を構えます。
それ以前にも日本では大阪のナカガワクロージング、東京のインターナショナルギャラリービームスなどの専門店で取り扱われていましたが、伊藤忠商事との契約に基づき正式に進出したのはこの年からになります。
1987年ニューヨーク5番街に路面店を構え、ヤッピーと呼ばれた若いエリート層の間で一種のステイタスシンボルとなります。
このお店での成功は、後に付近のエリアに進出したアルマーニの出店にも影響を与えました。
1991年英国産業デザイナー賞を受賞。1994年エリザベス2世女王より大英帝国勲章(CBE)に叙勲されます。
1997年トニーブレア首相就任の際に親任式のスーツを担当します以後、ブレア首相退任までの10年間の長きに渡り公務のスーツを担当されました。
同年、友人でもあるヴァージングループ会長リチャードブランソンらと共にブレア政権下のクリエイティブ産業タスクフォースのメンバーに選ばれます。
1998年ロンドンの高級住宅街ノッティングヒルに、念願であった邸宅を改装しビスポーク(注文服)のアトリエを併設した旗艦店ウエストボーンハウスを開店。
2000年ファッションデザイナーとしては2人目となるエリザベス女王からサーの敬称で呼ばれるナイトに叙勲されます。
Paul Smithのラインとは?
Paul Smith WOMEN
Paul Smithのレディースライン。クラシックなテイストのものがメインで、メンズライン同様、品質、デザイン性ともにハイレベルなのが特徴です。
またこのラインでは、レディースウェアのみでなく、アクセサリーや靴など様々なアイテムが手掛けられました。
Paul Smith SPECTACLES
Paul Smithのアイウェアライン
R.NEWBOLD
1993年に、カジュアルラインのアールニューボールドが発表されました。
アールニューボールドは、もともとイギリスの服飾メーカーとしてポールスミスの服の製作にも携わっていた会社です。
ポールスミスは倒産の危機にあったこの会社を買収し、カジュアルラインのブランドとして自社に組み込んでいます。
Paul Smith JEANS
カジュアルなメンズウェアのラインとして、ジーンズをメインに取り扱うライン。
RED EAR
ポールスミスジーンズの中でさらに、高品質なジーンズを取り扱うライン。
Paul Smith JUNIOR
2010年には子ども服のラインとしてポールスミスジュニアが登場しました。
ポールスミスジュニアは、明るい色づかいとポールスミスらしいクラシカルなテイストが特徴の、遊び心とかわいらしさを感じさせるアイテムが作られています。
Paul Smith COLLECTION
メンズウェアのプレステージラインとして、ポールスミスコレクションを展開。
ハイクオリティやハンドメイドにこだわったこのラインは、現在は主に日本で製作されているのが特徴です。
※ポールスミスでは2016年の秋冬より大幅なライン統合を行いました。
これにより、ポールスミスのメンズライン、ウィメンズライン、デニムラインなどは、主に2つのラインにまとめられています。
Paul Smith(ポールスミス)
ハイファッションやフォーマルに分類されるようなウェアやアクセサリー、シューズを展開しています。
PS by Paul Smith(ピーエスバイポールスミス)
デニムなどのカジュアルウェアを取り扱っているラインです。
このラインではポールスミスの特徴をダイレクトに取り入れつつ、より機能的で実用性のあるアイテムが製作されています。
Paul Smithの中古市場での評価とは?
ポールスミスは、ヤング層を中心に幅広い年齢層から支持されているブランドです。
中古市場でも販売実績が多く、回転率が非常に優れているブランドだといえます。
傾向として最近のアイテム、特に2017年以降の商品が良く動いています。
ラインやアイテムでみると、Paul Smith COLLECTION(ポールスミスコレクション)やメンズのレザージャケットが非常に高い販売実績を誇っています。
Paul Smithの偽物に注意しよう
ポールスミスには数多くの偽物、特に財布の偽物が出回っていると言われています。
購入時にはきちんと正規品か確認をしないといけません。
正規店以外でご購入される場合は、今回ご紹介するポイントをみて、購入を判断してください。
ブランドロゴ
ロゴはブランドの顔となる部分にあたり、とても重要なポイントになります。
服の場合は、首にあるタグのところに記載されています。
偽物の商品は、字体にばらつきがあります。
本物の商品なら、大切なロゴは字体をきっちりと揃えて書いているので、字体のばらつきがあったら疑うようにしましょう。
金具、縫製
ポールスミスの服、財布をチェックするときには、金具、縫製を確認しましょう。
ホックのハマりが悪かったり、金具の面取りがされていない財布は、偽物の可能性が高いです。
また、大量生産の偽物は、金具のコストを抑える傾向があります。
金具が安っぽいカニカンなどを用いている商品も、偽物を疑うようにしてください。また全体的に縫製が雑だったり、中身を見て縫製が甘かったり、糸のほつれが目立ったりする場合は偽物の可能性が高いです。
Paul Smithを高価買取できる理由
ポールスミスは、ヤング層を中心に幅広い年齢層から支持されているブランドです。
新品市場、中古市場でも販売実績が上位に位置し、いわゆる回転率が非常に優れているブランドといえます。
「高値」そして「安定」した販売実績を誇る為、安心して高い値段をつける事が出来ます。さらに高い値段で売るコツとして、
1.コンディション、品質に優れている
汚れがない、キズがない、チャックやボタンなどの破損がない、洗濯やクリーニング、シワが出来るアイテムはアイロンをかけている
2.シーズン(季節)直前に売る
例えば、冬物だと寒くなる前の9月~11月、春物だと2月~3月など
3.新しいアイテムを売る
年数が古くなると品質が悪くなったり、トレンドのシルエットやライン、アイテムではなくなってくる事から、年数が古くなればなるほど買取金額が安くなる傾向がございます。
使わなくなった、着なくなった、けどいつか着るかもとクローゼットや押し入れに眠らせるのではなく、着なくなったタイミングで売るのがベストです。