NEW BALANCEBrand
“RECLOTHE”のNEW BALANCE買取
ニューバランスは足に優しい履き心地ながら、ファッションアイテムとしてもいろいろな服と合わせやすく、多くの著名人に愛用されているスニーカーブランドです。
次々と新しいデザインばかり生み出すのではなく、昔ながらのクラシックモデルも大切に受け継いでおり、中古でも高値で取引されています。
こちらでは、そんなニューバランスについて見ていきます。
NEW BALANCE(ニューバランス)はどんなブランド?
ニューバランスは、開業以来アメリカのマサチューセッツ州ボストン市に本社を置く老舗のスポーツシューズメーカーです。
その歴史は古く、原型となるインソールの製造メーカーは1906年に開業しました。
創業者は当時33歳だったアイルランド系イギリス人移民のウィリアム・J・ライリーで、創業者本人がニワトリの足の爪に着想を得て開発した、扁平足に効果的なアーチサポートインソールが当時の主要商品です。
その後、少数の従業員で細々と矯正靴を製造していましたが、ヒール部分とサイド部分で足をホールドして、締め付けずに足にフィットするウィズサイジング機構のスニーカーを開発したことで注目を集めるようになりました。
1972年に現在のニューバランス会長であるにジェームス・S・デービスが買収してからは量産体制が確立されています。
多くのスポーツシューズメーカーは中国やベトナムなど、生産コストが安価な国に製造拠点を置いて外部委託をしていますが、ニューバランスはアメリカやイギリスなど、欧米を製造の中心拠点として展開しているところが特徴的です。
それだけに価格が高くなりがちですが、製造国によって異なる特徴が楽しめるほか、高い技術力で安定した履き心地の良さを誇っています。
特にアメリカとイギリスで製造されたものは人気が高く、中古市場でも高値で出回っています。
アメリカは専用ラボで最新の技術開発を行い、スポーツに適した素材選びや進化したモデルを研究する一方で、イギリスはスポーツシューズとはかけ離れた上質なレザーなどの素材を取り入れたスタイリッシュなモデルが主流です。
ニューバランスのなりたち
創業者はアイルランド系イギリス人ですが、1840年代頃はアイルランドから年間100万人単位で移住するほど人の移動が多い時代でした。
移民の多くは低賃金労働に甘んじていましたが、創業者のウィリアム・J・ライリーは自身で新しいインソールを開発し、1906年に自分の製造メーカーを開業しています。
社名は履いた人に新しいバランス感覚をもたらすという意味から「NEW BALANCE」としました。
やがて、インソールを研究開発する際に足の解剖学的な知識を必要とした結果、整形外科や運動生理学などの視点から作る健康的な靴を目指すようになります。
1934年にパートナーシップを結んだアーサー・ホールは足への負担が大きい警察官などの職業に従事している人向けのサポート商品を販売し、独自のシェアを切り開きました。
その履き心地の良さは徐々に広まっていき、1950年代になるとアスリート達からシューズをオーダーメイドしてほしいという依頼が殺到するようになったのです。
やがて会社の経営はホールの娘夫婦が行うようになり、運動用製品が主力商品になっていきました。
その後も快適さを求める開発は続き、1960年には世界初となる足囲でもサイズの調整ができるウィズサイジングシューズを発売し、これが現在でもニューバランスのサイズ選びの基準となっています。
翌年にはリップルソールを搭載したランニングシューズ「トラックスター」も登場しました。
転機が訪れたのは、1972年です。
現取締役会長のジェームス・S・デービスがニューバランスを買収し、わずか6名の従業員で一日30足程度の生産規模であった会社を現在の体制に整えました。
その後、理想のランニングシューズを目指して開発を進めていましたが、70年代後半に完成形として「320」が発売されてからはランナーからも絶大な支持を獲得するようになっています。
その後も最新技術を追求しながら伝統も継承するというスタイルで進化を続けるニューバランスは、アスリートに欠かせないシューズとなっただけでなく、ファッションアイテムとしても重宝されるまでに成長しています。
デザイナーから見るニューバランス
ニューバランスが創業して間もない時期は、機能面を重視して作られたこともあって著名なデザイナーを採用してデザインをしていたわけではありません。
むしろ、矯正靴を手掛けたノウハウが豊富だったからこそ、快適さがありながらスマートなデザインに仕上がったとも言えます。
昔から定番のデザインであるクラシックモデルは時代に合わせてマイナーチェンジをしながらも長く受け継がれていますが、その一方で様々なデザイナーとのコラボレーションアイテムも増えており、斬新なデザインと履き心地の良さから多くのファンを獲得しています。
ニューバランスとコラボレーションをした経験があるサレへ・バンバリーは、VERSACE(ヴェルサーチェ)のスニーカー部門のヘッドデザイナーです。
ストリートカジュアルとハイファッションを融合させて新しいイメージを作り出すデザイナーですが、ニューバランスとのコラボではフラッグシップモデルの流れを汲んだデザインに合わせた落ち着きのあるカラーリングを採用しています。
大自然から受けたインスピレーションをオリジナルデザインに投影するスタイルは、新しさやオリジナリティを吹き込みながらニューバランスの伝統への敬意を感じさせます。
また、シカゴ出身でウエストサイドのデザイナー兼クリエイティブディレクターのジョー・フレッシュグッズは、チャリティプロジェクトの主催や店舗のオーナーなど様々な方面で活躍している人物です。
ニューバランスとのコラボではこのブランドらしさが感じられる990シリーズに少年時代のノスタルジックな色彩をイメージしたカラーリングを配するなど、やはり伝統的なデザインの魅力を前面に出した仕上がりです。
いずれのデザイナーも奇抜さや新しさではなく、履きやすさとシンプルな美しさを兼ね備えた本来のニューバランスらしさを大切にしていることが分かります。
ブランドのラインとコンセプト
ニューバランスはモデルごとに番号が付けられており、特に代表的なものが500番台、900番台、1000番台です。
500番台は山道などのオフロード走行を想定して作られたシリーズで、初期モデルは1987年のM575です。
オフロード向けのグリップ力のあるアウトソールと落ち着いたカラーが注目を集め、ストリートファッションとして人気が出たこともあってさまざまなバリエーションが作られています。
900番台は1982年に登場した「1000点満点中990点」という意味合いのM990を皮切りに、高いクッション性と安定性を突き詰めたランニング用シリーズです。
一般的なシューズの数倍はする価格設定ながら完成度の高さが評価され、ブランドの立ち位置まで向上しました。
大幅なモデルチェンジはほとんどありませんが、今なおさらなる機能性を追求して進化し続けるシリーズです。
1000番台は、新たに開発された技術をいち早く投入されるフラッグシップシリーズです。
中でも1985年に初期モデルとして登場したM1300は屈指の人気モデルで、コレクターにとっても憧れの一足となっています。
数年に一度のペースで復刻版が登場しており、安定した人気を誇っています。
中古品の市場価値
ニューバランスは大きなモデルの変更がなく、基本的に初期のデザインを踏襲しています。
履きやすさや機能性は進化を続けていますが、市場価値としてはむしろオリジナルデザインに近い方が高額になりがちです。
昔ながらのデザインと変わらない履き心地の良さから中古の市場価格に大きな変遷はありませんが、希少性の高い海外製のモデルやブランド、デザイナーコラボのモデルなどは高値で取引されやすくなります。
モデル別に見ると、特に高額なのはM1300です。
初期モデルは現在ほとんど入手不可能ですが、1995年に復刻されてからは5年周期で日本が企画したモデルが販売されています。
中でも、アメリカで作られたM1300は状態によって2~4万円台で取引されます。
現在は廃盤となっているM1400も高額になることがありますが、個数が多く逆に数百円程度で取引されることもあるため、安定性はありません。
高額取引を狙うなら、アメリカ製とイギリス製の人気モデルが好まれがちです。
これらは希少性が高く、製造コストがかかっているのでほとんど値崩れがありません。
また、サイズが一般的なものの方が好まれます。
平均的なサイズよりも極端に大きい、または小さいサイズはどうしても需要が落ちるからです。
加えて、美品であること、箱や靴紐などのオリジナルの付属品がそろっていることも高額買取の条件になります。
偽ブランドもあるので要注意
ニューバランスは新品でも中古でも高額で取引されていることもあり、人気モデルの場合は本物以上の数の偽物が出回っていることもあります。
サイトぐるみで偽物を取り扱っていることも多いため、購入するときは正規店を利用したほうが良いでしょう。
正規店以外で購入する場合には、サイトをチェックする方法と商品自体をチェックする方法があります。
サイトの場合、住所や代表者氏名が記載されていない、メールアドレスが捨てアドのような配列になっている、電話番号が設置電話ではなく携帯の番号になっている、海外のサーバーを使っている、日本語表記に違和感があるなどのケースは偽物を取り扱っている可能性が高いです。
とはいえ、本物の写真を他のサイトから持ってくる場合もありますし、サイトのロゴなどはオリジナルをそのまま流用していますので、必ず判断ができるとは限りません。
ただ、URLや記載内容から違和感を感じたら購入は見合わせた方が良いでしょう。
商品に関しては、極端に金額が安い、昔廃盤になったモデルなのに在庫が多数用意されている、型番が検索しても出てこない、本物と比べてデザインに若干違いがあるなど、いくつかポイントはありますが各モデルについての知識が必要です。
実物を確認できる場合は、生産国や製造年をチェックしたり、タグを調べてみたりするのも良いでしょう。
NEW BALANCE / ニューバランスを高価買取できる理由
当店は開店当初からニューバランスの買取に力を入れています。
ではなぜ、ニューバランスを高く買い取れるのか解説していきます。
前述の「中古品の市場価値」でも書きましたが、ニューバランスは中古でも「高値」で「安定」して売れています。
高値で売れるので高く買取できるのは当然ですが、重要なのは安定して売れるという点です。
「そんなに高く売れるのか!」と、少しでも気になったあなたは「査定」だけでも構いませんので、ぜひ一度LINE査定をご利用下さい。