BURBERRYBrand
“RECLOTHE”のBURBERRY買取
BURBERRY(バーバリー)とは?
世界的に有名な英国ブランド、BURBERRY(バーバリー)。
一度はお聞きしたことがあるブランドではないでしょうか。
もっとも、名前を知っていてもどういったブランドなのかよく分からない人が多いかもしれません。
そこで以下では、BURBERRYについて知っておきたい基本的な情報を紹介していくことにします。
BURBERRYについて知っておきた基礎知識
バーバリーはトーマス・バーバリー氏によって1856年に設立されたイギリス発祥のブランドです。
日本に上陸したのは、1915年。インポート商品としてレインコートを輸入したのが最初と言われています。
1965年に三陽商会がインポート商品としてコートの輸入販売を開始し、1970年にバーバリーよりライセンスを受けて長年の間、日本人の体格に合わせたライセンス製造のバーバリー・ロンドンを展開してきました。
その重厚なイメージと高価さゆえ、当時の日本の若年層にはあまり流行らなかったブランドでもありました。
1996年に若年の富裕層をターゲットにバーバリーの伝統とトレンドを融合させた品のあるモダン・クラシックスタイルを提案すべく、バーバリーの監修による日本のオリジナルブランドとして、18~25歳までの女性向けのバーバリーブルーレーベルを展開。
安室奈美恵が愛用したことなどもあり大ブレイクしました。
1998年には男性向けとして25歳~35歳向けのバーバリーブラックレーベルを展開し、アダルト層だけでなく若い世代にもフォーマルからカジュアルまで広くアピールすることに成功しました。
バーバリーと定番の柄として、キャメル地に黒・白・赤で構成されたバーバリーチェックが有名です。
このチェック模様は1924年にバーバリーのトレンチコートの裏地に使用されたのが最初であります。
当時のイギリスではウインドーペーン(窓ガラスの意)といわれるタータンが多く使用されており、バーバリーチェックはカントリータータンと呼ばれる柄からアレンジしたもので、公募で決定しました。
現在はバーバリーチェックとして登録商標となっていますが、1967年に初めて裏地以外で傘やスカーフやバッグなどを含む各種アイテムに展開して広く使用される様になりました。
BURBERRYの歴史とは?
バーバリーは1856年にトーマス・バーバリー氏によって設立。
生地屋の見習い職人を経て21歳の若さで、ハンプシャー州、ベイジング・ストークに1号店を開店します。
バーバリー氏はご自身の事を「洋服の革新家」と名乗るほどの野心家であり、ファッションだけでなく機能面においても改革を追求し、自ら製作した服の着用性や、機能性を改善していくことに情熱を注ぎ続けていたそうです。
その甲斐もあって、わずか数年でアウターウエア、アウトドアウェアの品揃えの良さが人々の評判を呼び、はるばる遠方からお客様がバーバリーの商品を求めて店を訪ねてくるようになりました。
バーバリー氏はただ服を製作し販売するだけではなく、その探求心から「ギャバジン」という素材を開発します。
長い繊維のエジプト綿を細く織った耐久性、防水性に優れた革新的な新素材で、この生地を用いて軍人や探検家、登山家の人の為に、衣服を作り、また一般の人たちにも雨風や寒さから身を守るため服を作りました。
これまでの重く、着心地の悪かったアウターに革命をもたらしたそうです。
「ギャバジン」の効果もあり、バーバリーはイギリスだけではなく、世界にその名が知れ渡る様になりました。
1901年、バーバリーの社会的地位が高くなり、さらに多くの方たちにバーバリーの商品に慣れ親しんでもらう目的で、現在でも使われている騎士が鎧を身に付け、馬にまたがるロゴのデザインが考案されました。
さらに、第1次世界大戦では、バーバリーの全天候型のギャバジンコートが製作されます。
バーバリー氏は、将校用の外套を塹壕(トレンチ)での戦闘に耐えうるように改良を加え、連合国の将校たちの間で着用される様になります。
この軍用コートがトレンチコートの由来になっております。
1919年にトレンチコートが英国軍に正式採用されたことによってジョージ5世からコート・ジャケットのイギリス王室の郷用足しになっています。
1955年にエリザベス2世より、王室御用達許可証(ロイヤルワラント)が授与され、さらに1989年にはチャールズ皇太子より、2つめの王室御用達許可証(プリンス・オブ・ウェールズ)を授与され、バーバリーは王室御用達のブランドになります。
BURBERRYのデザイナーとは?
現在のデザイナーはイタリア人デザイナーのリカルドティッシ氏です。
リカルドティッシは1974年に南イタリアのタラントで生まれます。
リカルドディッシは、海外のアートスクールへ留学するために12歳で働き、16歳でイタリアのアートスクールを卒業すると、イタリアのテキスタイル工場でデザイナーの職に就きます。
この時点で、リカルドティッシは安定した職を手に入れたことになりますが、留学の夢を捨てきれなかったティッシは、1年後にイギリスのセント・マーチン美術大学へ入学。
優秀な成績でセント・マーチン美術大学を卒業したリカルドティッシは、卒業と同時に自身の名前を冠したブランド、リカルドティッシをはじめます。
また、プーマやコカパーニのデザイナーとしてもキャリアをスタートさせます。
2004年には、ルッフォ・リサーチで3年間のデザイナー契約を結びますがブランドの経営悪化により、コレクションはストップ。
シグネチャーブランドのコレクションに集中します。
2004年にミラノコレクションに初参加したティッシは、伝統や習慣を無視したエキセントリックなショーを行い、大きな話題となります。
このコレクションがきっかけとなり、リカルドティッシは、フランスの老舗ラグジュアリーブランドのジバンシィからラブコールを受けます。
2005-06年のジバンシィのオートクチュールコレクションのクリエイティヴ・ディレクターに大抜擢された事を皮切りに、2009年春夏コレクション以降はジバンシィのすべてのクリエイティブラインを総括します。
2009年以降、ゴシックなムードを醸すエッジの効いたワードローブの展開をスタート、リカルドティッシによる、新生ジバンシィが本格的に始動し、ジバンシィを蘇らせた人物として高い評価を得ます。
リカルドティッシは2017年に惜しまれつつ、ジバンシィを去ります。
ジバンシィを去ったリカルドティッシは、イギリスの名門ブランドバーバリーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任。
ティッシのバーバリーへの移籍は大きな話題となりました。
2019年のリカルドティッシによる新生バーバリーのコレクションは、ブランドのアイコニックなトレンチコートから、トラックスーツまで、幅広い世代に向けてのモダンウェアの展開。
クリーンでクラシカル、そしてダークでストリートと二面性のあるワードローブを、違和感なく一つのコレクションに集約させるテクニックは、世界中のファッションメディアから高く評価されていました。
リカルド・ティッシは、バーバリーの新たなモノグラムも手掛けています。
2019年の春夏ランウェイで、ティッシはブランドの創立者であるトーマス・バーバリー氏のイニシャルTBを重ねたモノグラムを初めて披露しました。
BURBERRYのラインとは?
BURBERRY PRORSUM(バーバリープローサム)
バーバリーブランドの中で最高峰のラインとして知られており、コレクションで発表される時はこのブランドがメインになっています。
世界的なセレブも多数愛用しており、つい最近ではデビット・ベッカムの息子でもあるロメオベッカムが広告塔に採用され世界中で話題になっていました。
メンズ、レディースともにかなりお値段が高いです。レザージャケットや、クロコを使用しているアイテムなどは100万円を超えるものも多数存在します。
普段着のカジュアル向けというよりはパーティーや勝負の時に使う、というブランドです。
BURBERRY LONDON(バーバリーロンドン)
バーバリーロンドンとは三陽商会が展開しているブランドと、イギリスのバーバリーが日本国内で展開しているブランドの2種類がございます。
(※2015年6月ライセンス契約終了に伴い、日本から撤退)どちらも同じブランドではあるのですが、三陽商会はバーバリー社から「バーバリー」という名前を借りて日本人向けにデザインし直して販売しています。見分け方のポイントはタグを見れば分かります。
タグの色がベージュの物はバーバリー社が世界的に展開しているバーバリーロンドン。
そしてタグが紺色の場合は三陽商会の展開するバーバリーロンドンです。
BURBERY BRIT(バーバリーブリット)
2009年にイギリスのバーバリー・インターナショナルから誕生したバーバリーのセカンドラインです。
上位のラインを比較的カジュアルに改変したコレクションです。
バーバリーロンドンより若干安い値段設定になっています。
BURBERY BLACK LABEL(※現在、BLACK LABEL CRESTBRIDGE)
1998年~2015年まで企画・販売していた国内オリジナルブランドです。
ライセンス契約終了に伴い現在はバーバリーの名前を外し、ブラックレーベルクレストブリッジとブランド名を変え百貨店やオンラインストアなどで購入可能。
BURBERRY BLUE LABEL(※現在、BLUE LABEL CRESTBRIDGE)
ブラックレーベルに対して女性向けに作られた日本国内のオリジナルブランドになります。
こちらもライセンス契約終了に伴い現在は、ブルーレーベルクレストブリッジとブランド名を変えて日本国内に展開しております。
BURBERRY GOLF(バーバリーゴルフ)
三陽商会が展開していたスポーツブランドです。
ゴルフの愛好家から高い評価を受けていましたが、ライセンス契約終了に伴い、2012年でその展開は終了しています。
BURBERRYs
1999年まで使用されていたバーバリーの正規アイテムのブランドロゴになります。
BURBERRYの中古市場での評価とは?
バーバリーの最上位であるバーバリープローサム、バーバリーロンドンを中心に中古市場でも高い価格で販売をされております。
定番のトレンチコート、ダッフルコートからチェスターコート、ステンカラーコート、プローサムだとダブルライダーズジャケットなどコートを中心に高い評価を得ております。
おおよその相場ではございますが、例えばバーバリーロンドンのギャバジンダブルトレンチコートを新品16万円のモノだと、品質など問題がなければ買取8万円とお値段を付ける事が出来ます。
プローサムやロンドンに比べ、比較的安価なブラックレーベルやブルーレーベルでも品質の良いトレンチコートであれば4万円買取になる場合もございます。
BURBERRYの偽物に注意しよう
バーバリーには数多くの偽物が出回っていると言われています。
マフラーなどの小物類にとくに多く、購入時にはきちんと正規品か確認をしないといけません。
正規店以外でご購入される場合は、今回ご紹介するポイントをみて、購入を判断してください。
ブランドロゴ
ロゴはブランドの顔となる部分にあたり、とても重要なポイントになります。
服の場合は、首にあるタグのところに記載されています。
偽物の商品は、ロゴの字体が横に広がっていたり逆にきゅっと細くなっていたり、字体にばらつきがあります。
本物のバーバリー商品なら、大切なロゴは字体をきっちりと揃えて書いているので、字体のばらつきがあったら疑うようにしましょう。
品質タグ
衣類などに縫い込まれた品質タグでも、偽物を見極めることができます。
バーバリーの本物のアイテムは、品質タグに型番が記載されているのが特徴です。
品質タグに型番が記載されていなかったら、偽物の可能性が高くなります。
また、本物は印字が濃いグレーなのに対し、偽物は黒色で印刷されていることが多いのも見極める上で重要です。
金具、縫製
バーバリーのバッグをチェックするときには、金具を確認しましょう。
留め具のハマりが悪かったり、金具の面取りがされていないバッグは、偽物の可能性が高いです。
また、大量生産の偽物は、金具のコストを抑える傾向があります。
金具が安っぽいカニカンなどを用いている商品も、偽物を疑うようにしてください。
また全体的に縫製が雑だったり、中身を見て縫製が甘かったり、糸のほつれが目立ったりする場合は偽物の可能性が高いです。
また、本物と中身で柄が違うこともあります。
正規品は中身がチェック柄なのに、偽物は中身が無地などのパターンもありますので、購入する際は外見だけではなく中身も確認しましょう。
BURBERRYを高価買取できる理由
日本でのライセンスがなくなったバーバリーですが現在でも、幅広い年齢層から支持されているブランドです。
新品市場、中古市場でも販売実績が最上位に位置し、いわゆる回転率が非常に優れているブランドといえます。
「高値」そして「安定」した販売実績を誇る為、安心して高い値段をつける事が出来ます。さらに高い値段で売るコツとして、
1. コンディション、品質に優れている
汚れがない、キズがない、チャックやボタンなどの破損がない、洗濯やクリーニング、シワが出来るアイテムはアイロンをかけている
2. シーズン(季節)直前に売る
例えば、冬物だと寒くなる前の9月~11月、春物だと2月~3月など
3. 新しいアイテムを売る
バーバリープローサムやバーバリーロンドンなどの最上位、上位ラインは値崩れしにくい印象です。
さらにヴィンテージや希少価値の高い70年代~90年代モノなどかえって高値が付く場合もございます。
しかし原則年数が古くなると品質が悪くなったり、トレンドのシルエットやライン、アイテムではなくなってくる事から、年数が古くなればなるほど買取金額が安くなる傾向がございます。
使わなくなった、着なくなった、けどいつか着るかもとクローゼットや押し入れに眠らせるのではなく、着なくなったタイミングで売るのがベストです。