BarbourBrand
“RECLOTHE”のBarbour買取
Barbour(バブアー)とは?
イギリス発祥で歴史の深いブランド、Barbour(バブアー)。一度はお聞きしたことがあるブランドではないでしょうか。
もっとも、名前を知っていてもどういったブランドなのかよく分からない人が多いかもしれません。
そこで以下では、Barbourについて知っておきたい基本的な情報を紹介していくことにします。
Barbourについて知っておきたい基礎知識
120年を超える歴史を持つバブアーは、その確かな品質で世界中の男性を魅了してきたブランド。
今や、定番ブランドとしての地位を確立しています。
その一方で名だたるブランドとコラボレーションを行うなど、老舗でありながら新しい試みに積極的に挑戦することで、ファッション業界においても常に注目される存在として認知されています。
このように、伝統と革新を兼ね備えたまさに英国的なスタイルが、バブアーの魅力の1つとなっています。
バブアーが長年にわたり支持を集めてきた理由の1つが、そのオーセンティックなデザインです。
英国貴族がハンティングウェアとして愛用したことからもわかるように、実用性を重視した武骨で機能的なデザインと品格のあるルックスが絶妙に融合しており、アウトドアからビジネスシーンまで幅広く通用する点が魅力となっています。
また、1着羽織るだけで大人っぽい雰囲気を演出できるため、特にカジュアルな着こなしでは重宝されます。
汎用性に優れたバブアーのジャケットは、まさに男のワードロープに欠かせないアイテムといえるでしょう。
バブアーの防水ジャケットは、一般的な衣料品の手入れに使われる洗濯機、漂白剤、ドライクリーニング、アイロン等の方法は全て厳禁で、冷たい水を含ませたスポンジかタオルで拭くだけにとどめ無くてはなりません。
防水性や耐久性の維持の為、年に一度専用のワックス入りオイルを塗り直すことが推奨されています。
バブアーは、カスタマーサービスを行っています。
どれほど着古してボロボロでもお客様が「まだまだ着るから直して欲しい」と言えば必ずきちんと利益なしの実費のみで修理して送り返すことで、世界的に名声を得ています。
新品同様にするのではなく長く使い込んだ感じは、忠実に残しながら修理の必要な部分だけ修理する方針です。
このため数十年前の材料を今でも保存してあるそうです。
修理する服は年間3万から4万着といわれています。
しかし、日本代理店などでは修理の範囲が限られ、修理費や防水のためのオイルを塗り直すリプルーフもイギリスに比べ非常に高額であり、上記方針は必ずしも当てはまるものではありません。
Barbourの歴史とは?
バブアーは、1894年に創業したイギリスのブランドです。
もともとアウトドアブランドとしてスタートを切りましたが、現在はそれに加えてファッションアイテムとしても人気の高いブランドになっています。
バブアーの創業者はスコットランドのキャロウェイ出身のジョン・バブアーです。
イングランド北東部に移住してからは布地の行商として24年間働きました。
その経験の後に「J Barbour&Sons」という会社をスタートさせます。
これが現在のバブアーの歴史の始まりです。
バブアーの誕生した場所、サウスシールズは港町です。
ここで悪天候の中働く水夫や漁師、港湾労働者などのためのコート、ビーコンが誕生しました。オイル加工した防水ジャケットが、バブアーの代表作オイルドジャケットです。
北東海岸で随一のオイルドジャケット取扱店として、その防水性と耐久性から多くの労働者に愛用され、バブアーは瞬く間に英国中に広まりました。
さらに、バブアーの製品の耐久性、防水性を証明したのが世界大戦です。
バウアーは第一次・第二次世界大戦どちらにおいても、イギリス軍に防水服を提供しています。
特に、第二次世界大戦中には、潜水艦ウルスラの搭乗員服としてバブアーのオーバースーツが採用されました。
バブアーは、1936年に「インターナショナルジャケット」を発表。
アメリカの俳優であるスティーブ・マックイーンも着用していたことから、バブアーはライダース・ジャケットの代名詞となりました。
その後、バブアーは英国の上流階級との結びつきを深め、乗馬ジャケットの「ビデイル」やフィールドジャケットの「ビューフォート」などを開発。
そして、バブアーの服作りの姿勢とその高い品質が認められ、1974年にエディンバラ公フィリップから、1982年にエリザベス女王から、1987年にはチャールズ皇太子と、3人からそれぞれ御用達の認定を受けました。
バブアーのロゴには、この3人の紋章が入っています。
イギリス王室御用達に認定されているのはおよそ800もの企業や個人がありますが、3つ全て授かっているというのは希少です。
このこともバブアーの品質を証明しています。
バウアーは確かな技術力でイギリスを代表するアウトドアブランドとしての地位を確立しました。
現在では、オイルドジャケットやライダース・ジャケットだけではなく、メンズ、レディース、キッズでさまざまな製品を展開しており、ファッションアイテムとしても注目を集めています。
創業から100年以上たった現在でも、バブアーはイギリスにとどまらず世界中で愛されるブランドとして支持されるブランドです。
Barbourのデザイナーとは?
バブアーは、現在でもサウスシールズの自社工場で徹底した品質管理のもとジャケットを生産しています。
自社内で全ての工程を完結できるノウハウを持っており、熟練の職人の手作業を経て製品が完成します。
生地の裁断などにおいてもオートメーション化された工程ではなく、きちんと目視しながら型紙に合わせて生地をカッティングしているそうです。
Barbourのラインとは?
ここでは、バブアーの有名なアイテムをご紹介します。
HAYTON JACKET(ヘイトンジャケット)
1910年に登場したヘイドンジャケットは、バブアーの初期のモデルです。
ベルベッドの襟、大きな2つのポケットと風を防ぐためのウィンドカフスを備えており、用途が広くどんな天候にも耐えれるように設計されました。
ある日、生前使っていたこちらのアーカイブをバブアー社に寄贈したいと家族からもらい受けたことから、その持ち主の名を拝して別名「Uncle Harry’s Coat」とも呼ばれるようになったエピソードがあります。
INTERNATIONAL JACKET(インターナショナルジャケット)
1920年頃から、ヨーロッパの富裕層の間でモーターサイクルレースが大流行します。
当時は、トライアルレースが主流で、どんな悪路でも壊れず走れるタフなエンジンと、過酷な環境下でも身を守れるウェアが求められていました。
そして、ジョンの孫にあたるダンカン・バブアーは、1936年のISDT(International 6 Days Trial)用にインターナショナル ジャケットを開発。
彼自身が熱狂的なモーターサイクリストだったとこともあり、以後同社はモーターサイクルジャケットの製作に力を入れます。
1950~70年代の全盛期には、ライダーの7割がこのジャケットを着用したと言われており、モーターサイクルジャケットの代名詞として人気を博します。
BEDALE(ビテイル)
1980年代に、乗馬ジャケットのビデイルを開発。
BEAUFORT(ビューフォート)
ビテイルと同年代に、フィールドジャケットのビューフォートを開発。
創業者ジョン・バブアーから数えて5代目にあたるマーガレット・バブアーはフランスで出会った乗馬用のジャケットから着想を得てこちらの2モデルを開発したと伝えられています。
その完成されたデザインは、現在でもカントリーウェアのマスターピースとして世界中で愛され続けています。
Barbourの中古市場での評価とは?
歴史が深く、世界で愛されているバブアーは、中古市場での評価が非常に高いです。回転率も非常に高く高値で安定した実績を誇ります。
その中でも、上記にもご紹介したビテイルやライダースジャケット、ロングショアマンなどの定番アイテムが金額の上位を占めます。
最新のバブアーのアイテムから、デットストック品やヴィンテージアイテムまで幅広く愛されている事から、年代を問わず、高値での売買が期待されるブランドといえるでしょう。
Barbourの偽物に注意しよう
バブアーは、あまり偽物が出回っているという情報が少ないと言われています。
少ない理由としてバブアーは、現在でもサウスシールズの自社工場で徹底した品質管理のもとジャケットを生産していて、自社内で全ての工程を完結できるノウハウを持っており、熟練の職人の手作業を経て製品が完成します。
生地の裁断などにおいてもオートメーション化された工程ではなく、きちんと目視しながら型紙に合わせて生地をカッティングしている事から、本物と同じ様に精巧に作るのが難しいのが理由かもしれません。
Barbourを高価買取できる理由
英国の老舗ブランドであるバブアーですが現在でも、幅広い年齢層から支持されているブランドです。
新品市場、中古市場でも販売実績が最上位に位置し、いわゆる回転率が非常に優れているブランドといえます。
「高値」そして「安定」した販売実績を誇る為、安心して高い値段をつける事が出来ます。さらに高い値段で売るコツとして、
1.コンディション、品質に優れている
汚れがない、キズがない、チャックやボタンなどの破損がない、防水ジャケット、レザーなどの手入れが施されている。
2.シーズン(季節)直前に売る
例えば、冬物だと寒くなる前の9月~11月、春物だと2月~3月など
新しいアイテムを売る
3.年代物が多く味のあるバブアーは、値崩れしにくいブランドといえます。さらにヴィンテージや希少価値の高い年代モノなどかえって高値が付く場合もございます。
しかし原則年数が古くなると品質が悪くなったり、トレンドのシルエットやライン、アイテムではなくなってくる事から、年数が古くなればなるほど買取金額が安くなる傾向がございます。
使わなくなった、着なくなった、けどいつか着るかもとクローゼットや押し入れに眠らせるのではなく、着なくなったタイミングで売るのがベストです。