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修理道~達人までの道のり~vol.16 Aria Dreadnought編
みなさん、こんにちは。吉山の部屋へようこそ。前回はリニューアル準備の模様をお届けしましたが、今回は久々に‟達道”(達人までの道のりの略・・)をお送りしたいと思います。久々に、ギターいきます!・・・・・コチラ↓
AriaDreadnought D-60(アリアドレッドノート ジャパンビンテージ 中古 買取)でございます。「それが、どうした?」と言われる前に、ご説明を。アリアドレッドノートはアリアが作っているアコギのブランド名で(メーカーは荒井貿易さん)今から十数年前に「復刻」という形で発売されているギターですが、その復刻となった元のモデルが今回ご紹介するギターでございます。
実は、私その当時「アリアドレッドノートが復刻することになったんですっ!」ってメーカーさんに言われ、「はぁ・・」ってな感じのリアクションだったのを今でも覚えているんですが、そもそも、本家を知らない世代でして、「なんか、良くわからんが、いいギターの復刻版なんだな」という程度の認識でした。アリアドレッドノートは現在も発売中ですので、ブランドその物はご存知の方も多いと思います。そして、私、本物を見るのは初めてでございます!まぁ、要するに「まぁまぁレアなジャパンビンテージギター入荷しました!」って話です。ということで、ここからアリアドレッドノートのメンテのご様子をお送りしながら、いろいろ解説みたいなことをやっていきたいと思います。(メンテ難易度☆☆★★★)
ご覧の通り、非常に使い込まれた1本です。上記写真では分かりにくいかも知れませんが、ほぼ全フレットで「弾き跡」が見られます。通常は良く使い込まれたアコギの場合、せいぜい7フレット以前の指板に弾き跡がついていることが多いんですが、このアリアドレッドノートは「ほぼ全フレット」です。(*ジョイント部分まで)ということは、「相当数の楽曲、ジャンルを演奏される方だった」お見受けいたします。
「ARIA」の上部になんと「R.MATSUOKA」の文字がっ!松岡良治さん監修だったんですね。
サイド&バックは恐らくハカランダ合板だと思われます。パッと見「もしかして単板では?」とも思いましたが、鳴りが合板っぽいのと、詳しいお客様に聞いたところ、「まぁ、間違いなく合板でしょっ」っと仰っていましたので合板で間違いないと思います。
ペグもグローバー製です。なんか、これだけでもお値段が付きそうですね。シブイ一品です。こちらも、一つ一つ磨いていきましょう。
い~~~~~
よいしょっ!
指板関連は、フレットすり合わせ→指板の汚れ落とし→フレット磨き→指板の保湿、この順番で行きます。
指板すり合わせ後の面取り中です。
その後、指板の汚れ落としですが、これがまた強固な汚れです。いろんなクリーナーを使用して・・・
指板関連が終了です。ふっ・・・・ちょっと一息つきます・・・
ヘッドの汚れも落として、ペグを取り付けます。
ヘッド部分は完成しました。今回、作業内容がボリューム満点ですのでどんどんいきます。
ナット溝が減っていて、「ビビリ音」が出ていたのでナットを作っていきます。
ルーターでカットし、整形していきます。
この、ナットの底辺を斜めにしなきゃいけないタイプ、嫌いです。グウェ~・・・・・
「こんぐらいの傾斜かな?」ってことで、感覚でやってます。あっ、今回長いです!(汗)出来るだけ、文字数を少なくして見やすいようにしてみます。
これが、ほんとに苦手なんですっ。誰か良い方法教えてくれませんか。感覚で削っているので面が合わない事があります。
偶然、合いました。(ほっ。)・・・ちょっと、休憩します・・・・
ここから、超高速でイキます!
ナットのカーブを作って、
溝を切って、
ナット溝切り完成。・・・・・まだ、あるんですよ。続きが・・・・グウェ~(2回目)
サドルも作り直しが必要なんです・・・・・。ふーっ、ちょっと休憩します。(休憩3回目)
上段が新しいサドルの角材です。まずは横幅の整形から。
切って、丸めて、ポン、です。これがまた難しい。上アングルはコチラ↓
ピンボケ・・・
ラインを書いて、
カーブを作って、
ポンです。←(さっきから、何ですかね。)
サドルのおおよその高さが決まったら、ピッチを取っていきます。
ピッチを取りながら微調整して・・
オイル漬けして、
オイルを拭き取って、(写真、過去最多枚数到達!)
完成・・
完成・・・っす。
完成・・・・っすよ!
完成・・・・ですってば!・・・・失礼。長すぎて感極まりました。(冗談です)
ということで、長々とお付き合いいただきありがとうございました。推定年代は1970年代と思われますが、非常に大事に、そしてたくさん弾き込まれているのがわかる1本です。ギターは修理、メンテさえすれば半永久的に使えます。ここまで、大事にされていたギターに対し敬意を表して、私なりのフルコースをやってみました。是非、店頭でお試しください。
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